綺想の帝国―ルドルフ二世をめぐる美術と科学本ダウンロード
綺想の帝国―ルドルフ二世をめぐる美術と科学
によって トマス・D・ カウフマン
4.1 5つ星のうち(2人の読者)
綺想の帝国―ルドルフ二世をめぐる美術と科学本ダウンロード - 内容紹介16世紀プラハ—— ルドルフ二世の宮廷に集った画家、彫刻家、詩人、天文学者、数学者、魔術師たち。 彼らはその庇護者に奇怪で謎に満ちた多くの作品を捧げた。 昆虫や異国の草花で飾られた祈祷書、禽獣と道具によって構成された肖像画、天球儀や地球儀とギリシア神像が同居する凱旋門。 そこには、少数の者にのみ理解されうるシンボルとアレゴリーがちりばめられていた。 これまでマニエリズムの名のもとに見過ごされてきたルネサンスの魔術的想像力の真意が、 気鋭のワールブルク派美術史家の手によって、はじめて解き明かされる。 本書は"The Mastery of Nature: Aspects of Art, Science, and Humanism in the Renaissance" の邦訳。出版社からのコメント[目次] 序章 自然の掌握 パラダイムと問題点 第1章 自然の聖別 15、16世紀ネーデルラント写本装飾におけるだまし絵の起源 第2章 影の遠近法 投影理論の歴史 第3章 自然の模倣 デューラーからホフナーゲルへ 第4章 自然の変容 アルチンボルドの宮廷的寓意 第5章 ルドルフ二世の凱旋門 1577年のルドルフ二世ウィーン訪問時の天文学、技術、人文主義、美術:ファブリティウスの役割 第6章 プラハにおける「古代と近代」 アルチンボルドの素描と絹織物業 第7章 世界の掌握から自然の掌握へ 芸術室・政治・科学内容(「BOOK」データベースより)一六世紀プラハ―ルドルフ二世の宮廷に集った画家、彫刻家、詩人、天文学者、数学者、魔術師たち。彼らはその庇護者に奇怪で謎に満ちた多くの作品を捧げた。昆虫や異国の草花で飾られた祈祷書、禽獣と道具によって構成された肖像画、天球儀や地球儀とギリシア神像が同居する凱旋門。そこには、少数の者にのみ理解されうるシンボルとアレゴリーがちりばめられていた。これまでマニエリズムの名のもとに見過ごされてきたルネサンスの魔術的想像力の真意が、気鋭のワールブルク派美術史家の手によって、はじめて解き明かされる。内容(「MARC」データベースより)16世紀プラハ。ルドルフ2世の宮廷に集まった芸術家、天文学者、魔術師たち。彼等が庇護者のもとで作りあげた奇怪な作品群にこめられた魔術的想像力の真意を、気鋭の美術史家がときあかす。著者についてトマス・D・カウフマン Thomas DaCosta Kaufmann プリンストン大学美術史・考古学教授。学生時代は文化史および精神史を研究。1960年代後半よりヨーロッパ初期近代の研究をスタート。70年代初頭はワールブルク研究所に所属、ゴンブリッチやフランセス・イエイツの影響を受ける。またJ・S・アッカーマンによる芸術と科学との相互関係をめぐるセミナー等の参加を通じ、芸術作品を読み解く独自の視点を獲得する。 著書に "Arcimboldo: Visual Jokes, Natural History, and Still-life Painting", "The School of Prague: Painting at the Court of Rudolf II"," Central European Drawings", "1680-1800, Drawings from the Holy Roman Empire 1540-1680" 等がある。
綺想の帝国―ルドルフ二世をめぐる美術と科学の詳細
本のタイトル : 綺想の帝国―ルドルフ二世をめぐる美術と科学
作者 : トマス・D・ カウフマン
ISBN-10 : 4875022484
発売日 : 1995/3/1
カテゴリ : 本
ファイル名 : 綺想の帝国-ルドルフ二世をめぐる美術と科学.pdf
ファイルサイズ : 25.7 (現在のサーバー速度は27.43 Mbpsです
以下は 綺想の帝国―ルドルフ二世をめぐる美術と科学 の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
7つの文章が収録されている。それぞれ、別々に発表された文章のようだ。副題にある、ルドルフ2世をめぐる美術と科学、について直接触れているのは、第4章以降の文章になる。それ以前の3つの章は、いわば、第4章以降の序説的な、あるいは関連する内容が記述されている。第4章と第6章は、画家のアルチンボルドがテーマになっている。良くも悪くも、アルチンボルドという存在が、ルドルフ2世の宮廷を象徴する存在として扱われている。一番読み応えがあったのは、最終章の第7章。現代の博物館という存在の社会的な意味にもつながる、色々と考えさせる内容に溢れていた。
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